りくぼーの日記

近況、雑談、その他諸々を適当に綴っていきます

Please Hammer Don't Hurt Em' / MC Hammer

このブログに新しく読者さんができました。sansyokuuさん、ありがとうございます。更新なるべくできるように頑張りますね。まだまだ拙い感想ではありますが…。 さて感想です。

プリーズ・ハマー・ドント・ハーテム

曲目リスト

1. Here Comes the Hammer
2. U Can’t Touch This
3. Have You Seen Her
4. Yo!! Sweetness
5. Help the Children
6. On Your Face
7. Dancin’ Machine
8. Pray
9. Crime Story
10. She’s Soft and Wet
11. Black Is Black
12. Let’s Go Deeper
13. Work This

評価:★★★★★★★★☆☆

90年代初頭に一世を風靡したラッパー、MC Hammerの2ndアルバム。1990年2月12日発売。
この作品にも収録されている「U Can't Touch This」の世界規模での大ヒットにより、日本でもブームになったミュージシャンの1人ですね。アニメ「おぼっちゃまくん」の主題歌も歌った経験があるようです。沖縄の海軍基地に赴任していた時期もあり、日本とは何気に密接な繋がりがあったんですね。そんな彼のこの2ndアルバムですが、何と世界中での売り上げ枚数は1000万枚以上。この時に稼いだお金は全て浪費してしまい、最終的に自己破産してしまったのは有名な話ですが。

アルバムの内容はパーティーラップもあればシリアスなもの、メロウなものなど色々ありです。

まずはシングルカットもされたパーティーラップが2曲続きます。

M-1「Here Comes The Hammer」は入りにぴったりの、迫ってくる曲調がいいです。このシングルのジャケは少し笑えます。
M-2「U Can't Touch This」はお馴染みの大ヒット曲。Rick Jamesの「Super Freak」をサンプリングしたキャッチーなパーティーチューンですね。トラックとハマーのラップの相性が抜群の、大ヒットしたのも頷けるナンバーです。

M-3「Have You Seen Her」はChi-Litesのカバー曲で、しっとりとしたナンバーです。詞と対訳がないので詞は正確には分からないですが、原曲よりは救いのある内容になっているようで。ただ単純にハマーに合っているかというと少し疑問が残らずにはいられませんね。解説にはシングルカットされたらヒットの可能性大、って書いてあるけど、そうかなあ?

パーティーチューンのM-4「YO!!SWEETNESS」を挟み、メロウなM-5「Help The Children」に。キャッチーなHookがいい味を出してます。晴れた日のドライブに良さそうですね。

M-6「on your face」はEW&Fのカバーですね。前向きな雰囲気漂うナンバーで、ハマーによく似合います。

その後のM-7「Dancin' Machine」はJackson Fiveのアレンジ曲。ラップだけでなくダンスでも魅せるハマーにぴったりのナンバーです。

M-8「Pray」はプリンスの「When Doves Cry」をサンプリングしたナンバーで、ハマーとコーラスの相性が最高です。

M-9「Crime Story」は銃声がサンプリングされており、ストリートの犯罪についてのナンバーです。ハマー流G-RAP、とでもいう感じでしょうか。ちなみにこの頃からなんですよね、N.W.A等を筆頭とするG-RAPが人気が出てきたのは。この曲はそれらのラッパーに対するアンチテーゼ楽曲とも言われています。G-RAPはそもそも大人からは余りいい顔をされないことが多いジャンルですからね。向こうでも聴いているのは中高生が多いみたいですし。そしてハマーもそのような大人の1人だったようで、訳は完全には分かりませんが、「子どもたちをギャングの道に引きずり込むな」とこのナンバーで言っているようです。僕もG-RAPは好きですけど、G-RAPの功罪と言えるものはあると思いますね。例えばC-WALK。あれは本来Crips(ギャンググループ)以外がやってはいけないんですけど、G-RAPのPVなどで見て真似をしてしまう子どもが出て来てしまうということも起きてしまいました。ハマーが一番心配していたのはそこら辺だったのかもしれませんね。最もこのハマーも後に流行に乗るためにG-RAP路線に転向して大コケしたというのは有名な話ですが。
話が大分それましたが、この頃のハマーの意志が伝わる佳曲です。

M-10「She's Soft And Wet」はこれまたプリンスのカバーです。結構エロい曲みたいですけど、まあこういう賑やかな曲調はハマーに合いますね。

M-11「Black Is Black」とM-12「Let's Go Deeper」はパーティーチューンですがハマーの主張が伝わってくるナンバーです。
前者は「黒人は黒人だ!黒人であることを誇ろうぜ!」
後者は「もっと深く考えよう」

両方ともパーティーチューンなので押し付けがましくなくハマーのメッセージが伝わってきます。アイデアがいいですね。

最後のM-13「Work This」はお馴染みのナンパチューンです。

MC Hammerといえばパーティーラップのイメージしかありませんでしたが、それはやはり一端でしかなかったんですね。本作もやはりパーティーチューンが多くはありますが、MC Hammerの色々な面を知れる、いい意味で驚かされたアルバムですね。1000万枚のセールスも伊達ではありません。
どうしてもハードコアなラップしか聴きたくない!という人にはオススメしませんが、それ以外の人は一聴の価値ありますよ。特に「U Can't Touch This」でMC Hammerが気になった人は是非。

M-2「U Can't Touch This」のPV。
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